「このアルバムは、誰のために作っているのだろう」
作りながら、ふとそう思うことがあります。
子どもと一緒に見たくて。子どもに残したくて。でも正直なところ、半分は自己満足だと思っています。
自分自身の幼少期のアルバムを見返したとき、それほど感慨があったかというと……正直、そうでもなかった。だから、子どもたちが将来このアルバムを大切にしてくれるかどうかは、わからない。
もし不要だと言ったら、お空に持っていけたらいいな、とさえ思っています。
それでも、今この瞬間を子どもたちと一緒に振り返る時間が好きで、作り続けています。
だからこそ、「万が一のとき」のことも、少しだけ考えておきたいと思っています。
スマホのデータは、持ち主とともに消えることがある
スマホが突然壊れたり、持ち主が先に逝ってしまったとき、スマホの中のデータにアクセスできなくなることがあります。
Googleアカウントも同様です。ログイン情報がわからなければ、家族であっても中のデータを取り出すことは難しい。よくばりアルバムのQRコードに紐づいた動画も、アカウントが消えれば二度と再生できなくなります。
「そんな先のことは…」と思うかもしれません。でも、準備しておくのに早すぎることはないと思っています。
今日できる、4つのこと
① ログイン情報を家族と共有する
Googleフォトの動画専用アカウントのメールアドレスとパスワードを、信頼できる家族に伝えておきましょう。
口頭で伝えるだけでなく、アルバムの最初のページにメモを挟んでおくのもおすすめです。アルバムを開いた人が自然に目にできる場所に、「このアルバムのQRコードはここにアクセスすれば見られます」とひと言添えておく。
アルバムの1ページ目に小さくメモを挟んでいます。数十年後に子どもが開いたとき、ちゃんと動画も見られるように。
② プリントしたアルバムの保管場所を伝えておく
デジタルデータと違い、プリントしたアルバムは物として残ります。どこに保管しているか、家族が知っていますか?
本棚に出しておくのがいちばん確実です。よくばりアルバムは、しまいこまずに見える場所に置くことを大切にしています。
③ Googleの「アカウント無効化管理ツール」を設定する
Googleには、アカウント無効化管理ツールという機能があります。一定期間ログインがなかった場合に、指定した信頼できる人にアカウントのデータを引き渡したり、アカウントを削除したりする設定ができます。
設定できること
- 3・6・12・18ヶ月のうち、無活動と判断するまでの期間を選ぶ
- 信頼できる連絡先(家族など)を指定する
- 指定した人がデータをダウンロードできるようにする
Googleアカウントの設定 →「データとプライバシー」→「アカウント無効化管理ツール」から設定できます。
ログイン情報を直接伝えるのが難しい場合でも、この設定をしておけば万が一のときに家族がGoogleフォトの動画データを受け取れる可能性があります。
④ 外付けSSDにオリジナル画質を残しておく
Googleフォトの動画は、Googleのサービスが続く限り保存されます。でも万が一のために、外付けSSDにもオリジナルデータをバックアップしておくことをおすすめします。
物理的なメディアは、クラウドサービスの存廃に左右されません。
アルバムは、子どもへの「記憶の贈り物」
子どもが大人になったとき、親の声を聞けたら。親がどんな顔で自分を見ていたか、知ることができたら。
よくばりアルバムには、写真だけでなく言葉があります。動画があります。「このときこんなことを思っていた」という気持ちが、コメントというかたちで刻まれている。
もしかしたら、10年後・20年後に子どもが開いたとき、親からの手紙のように読んでくれるかもしれません。
「ちゃんと見てほしい人に、ちゃんと届く」アルバムにしたい。それがよくばりアルバムを作り続けている理由のひとつです。
特別な準備は必要ありません
「終活」という言葉は重く聞こえるかもしれません。でも、やることは3つです。
- ログイン情報を家族に伝える
- アカウント無効化管理ツールを設定する
- アルバムを見える場所に置く
- データをバックアップしておく
今日できることばかりです。
もし誰かの手に渡らなくても、お空に持っていけたら、それはそれで悪くないと思っています。
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