赤ちゃんの頃の写真を整理しようとしたとき、わたしは手が止まりました。
同じ日、同じ場所、ほんの数秒の間に撮った写真が、何枚も並んでいる。
「どれを残せばいいんだろう」
答えが、出ませんでした。
「厳選できない」と気づいた日
目の前にあったのは、わが子の表情違いの写真たち。
ひとつひとつは、ほんの少しだけ違う。でも、どれも同じくらい可愛い。「この子のこの顔は、今この瞬間にしかない」と思うと、どれかを消すことがどうしてもできませんでした。
わかる…!似たような写真が10枚くらいあって、結局全部残してる。
それが正解だと思うんだよね。「厳選できない」のは、どの1枚にも思い出が詰まっているからだもん。
「ベストショットだけ残す」という正解を目指すのをやめたとき、何かがすこし楽になった気がしました。
最初はインデックスプリントとましかくプリントから
よくばりアルバムのかたちは、最初からそこにあったわけじゃありません。
はじめは、インデックスプリントとましかくプリントを組み合わせる方法で写真を残していました。月ごとに写真をまとめて、とにかく形にする。それだけでも、何もしないよりずっとよかった。
でも少しずつ、物足りなさを感じてきました。
「写真だけじゃ、あのときの気持ちが伝わらない」 「このときの笑い声、残せないかな」 「数年後に見返したとき、この写真が何の写真かわかるかな」
3〜4年かけて、少しずつよくばりアルバムになった
最初はコラージュだけ。複数の写真をひとつの枠にまとめれば、全部残せる。それだけで十分だと思っていました。
でも次第に「コメントも入れたい」と思いはじめました。写真には写っていない、そのときの言葉や気持ちを残したくなったのです。
コメントを入れるようになって、しばらく経ってから「動画も残せないか」と考えました。笑い声、泣き声、よちよち歩く姿。写真には収まらないものが、まだたくさんある。
QRコードで動画も残せるようになったとき、ようやく「これだ」と思いました。
気づいたら3〜4年かけて、少しずつ「全部残せる」アルバムになっていました。
それが、よくばりアルバムです。
まるごと詰め込んだ宝物を、子どもたちと一緒に
アルバムを開くたびに、子どもたちが「みせて!」と寄ってきます。
「これ、わたし?」「これ、なんで笑ってるの?」
そのたびに、コメントに書いておいたひと言が、記憶の扉を開いてくれます。写真だけじゃ思い出せなかったことが、ひと言のメモのおかげで鮮明によみがえってくる。
まるごと詰め込んだ宝物を、一緒に見返せる。それがいちばんうれしいことです。
「始めから知っていれば」という思いから、このブログを
ひとつだけ、後悔があります。
こんな素晴らしいアルバムの作り方を、もっと早く知っていれば……。
最初の1枚目から、全部残せていたら。最初からコメントを入れていたら。
そんな思いから、このブログを始めました。
わたしが3〜4年かけて少しずつ気づいてきたことを、最初から知ってもらえたら。あなたの思い出が、もっと豊かに形になれば、それがいちばんうれしいです。
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